“稼げる林業”を実現する

福井県では、令和2年3月に「育てる林業から、儲ける林業、稼げる林業に」をキャッチフレーズに「ふくいの森林・林業基本計画」を策定しました。また、福井市は100年後の森林をイメージした計画として「福井市森林整備・林業成長産業化推進プラン」を策定しました。「伐って使って触れ合って未来に引き継ぐ森林づくりの推進」を基本理念とし、森林活用を「資源循環の森」「環境保全の森」「観光景観の森」「生活保全の森」とゾーイングを示しました。美山町森林組合もこれらの方針に沿って、生産コストの低減・利益向上に努めます。そして“資源循環の森”において“稼げる林業”の実現に向けて邁進します。

SERVICE

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木ごころ山の市場の運営

平成28年3月に「木ごころ山の市場」が始まりました。参加条件は組合員で登録された方です。開始当初141名の登録者数が154名(令和5年 4月現在)となっています。毎月(原則4~12月)、第1~3木曜日(祝日休業、夏季休業の週あり)に営業しています。所有山林の伐採後の残材を軽トラで「山の市場」に持ち運ぶと¥7,000/tが登録者へ支払われます。かつては林内に間伐造材後の木っ端が放置されていましたが、今では「山の市場」にその残材を持ち運べば、収入になるという事で地域に笑顔があふれています。また、今まで山林に関心のなかった方々も足を運ぶようになり、人が山に入ることで鳥獣害対策の効果も発揮しています。

木材の持ち込みについて

所有山林の伐採後の残材を軽トラで「山の市場」に持ち運ぶと
¥7,000/tが登録者へ支払われます。
毎月(原則4~12月)、第1~3木曜日 営業しています。

※祝日休業、夏季休業の週あり(2024年3月現在の金額です)

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木材の選別

平成27年12月に貯木場「ウッド・ターミナル美山」が開設されました。美山管内で伐採された原木のほとんどがここに集められ、A材、B材、C材に選木され各地に出荷されていました。原木搬出コストの削減を目指し、令和4年度より運搬方法の見直しのもと、なるべく「産地直送」でということで、出来る限り山林現場で選木を行うことを心掛けています。
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伐採作業等の受託

森林経営計画のもと、効率よく間伐をして搬出利用することで組合員に少しでも多く還元できるように進めています。そのため、組合員や組合内でのコミュニケーションを強化に努め、搬出コストの軽減を常に心掛けています。また、路網整備等、森林整備部門と協力しながら提案型集約化施業を推進しています。人員配置も工夫しつつ、大型運搬車や高性能林業機械をフル活用させています。
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バイオマス燃料

木質バイオマス発電所への供給は年々増加しています。C材、D材を取り巻く環境は、県外からの需要もあり県内のみならず全国的にも激化しています。そんな中、組合員の協力のもと支障木や林地残材の有効活用も図っているところです。運搬費用の削減も重要になってきますので、現場での選木による「産地直送」がカギを握っています。
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